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キャッシュレス化の壁

2019年09月17日

10月からの消費増税に伴いキャッシュレス化が騒がれていますが、未だに診療所(無床病院)における保険診療の窓口負担金は、現金払いというが暗黙の了解です。

(自費診療や院内雑貨などはクレジット決済や電子マネー決済による支払いが可能な診療所もあります)

 

二次や三次の中規模以上の有床病院ではキャッシュレス化している病院もありますが・・・

 

基本的な考え方として、国民皆保険制度における保険医療は、全ての国民に対して平等であり、支払い方法によって生じるポイント還元やキャッシュバック等は事実上の割引に該当し、全ての国民に対して平等という概念から逸脱するという解釈のようです。

 

また現金決済なら医療機関側で負担する端末設備や決済手数料も不要だし・・・

 

唯一の可能性があるとしたら、マイナンバーカードを普及促進させる目的で行政主導による電子マネー対応にする案もありますが、もし導入されたら全ての保険医療機関で対応可能になるかもしれません。(あくまでも個人的な意見ですが・・・)

 

医療業界には現金至上主義が根強く残っていることもキャッシュレス化が遅れている一因かもしれません。